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きょう、(小説 三好長慶)

近世のきのう、中世のあした。三好長慶の物語

目次

   

戦国時代の武将、三好長慶を主人公とした小説です。

全50話、1話10~20分でお読みいただけるかと思います。

 

三好長慶に関心のある方、
織田信長以前の戦国時代に関心のある方、
歴史小説を好む方、
けっこうな量の暇つぶしを求めている方、
などにおすすめします。 

 

↓ 目次

trillion-83k.hatenablog.com

 

※2016/12/某日(何日か失念)
  目次にあらすじ等を追加しました。

※2017/1/4
  PDF、素人が~を更新しました。

 

 

 

 

簡単なあらすじ

 

三好長慶は戦国時代の転換点に位置する人物です。
戦国時代が始まった主因……当時の偉い人たちの家督争いを止めて、
時代を統合戦争フェーズ(戦国を終わらせるフェーズ)に導きますが、
彼自身は道半ばで早世してしまいます。

この物語では、彼の幼年期から晩年までを描写しています。
三好長慶の事績や人柄に触れ、そして楽しんでいただければ幸いです。

 

1~10話
 長慶の幼年期~ティーンエイジャー期。
 足利家・細川家の家督争いの中で、長慶は両親を早くに失います。
 悲惨な境遇の中、長慶は挫けずに中央政界で存在感を増していきます。 


11~20話
 二十歳前後の長慶。
 松永久秀を登用したり結婚したりします。
 太平寺の戦いで木沢長政を討ち、長慶の武威は畿内随一となります。


21~30話
 二十代後半の長慶。
 舎利寺の戦い・江口の戦いを制し、遂には中央政権を簒奪します。
 ですが、その代償として、長慶は妻と離縁せねばなりませんでした。


31~40話
 長慶三十代、いまや天下の第一人者です。
 足利将軍を近江に追放し、新たな政体のあり方を模索。
 とは言え、長慶は焦ることなく、民心の安定を優先します。


41~50話
 四十代に入った長慶は河内と大和に侵攻し、五畿内すべてを制覇。
 中央の力を統合した三好家が日ノ本を治めていくのかと思われました。
 しかし、時代が一本調子に変わっていくことはありません。
 天道は三好一族の命を奪い、実力者なき世の酸鼻を知らしめます。


そう、長慶死後、三好家遺臣も、足利将軍たち従来秩序の偉い人も、
上手くリーダーシップを発揮することはできませんでした。
誰かが、長慶の手を離れた火中の栗を拾わねばなりませんでした。
こうして……戦国時代の後半戦が始まるのです。

歴史を前に進めるためには、誰かが試行錯誤し、時には犠牲となって、
社会全体の合意形成を促さねばならないのですね。

 

主な登場人物の紹介

 

三好長慶(千熊丸)
 主人公。
 良く言えば時代の流れを読み切っている慧眼の持ち主。
 悪く言えば思い込みの激しい危ない人。

いね
 長慶の妹。
 田中与四郎に嫁ぐ。気が強いので夫婦喧嘩が絶えない。

三好之虎
 長慶の弟。
 戦がべらぼうに強く、文化を振興し、下剋上までやってしまう。
 地方戦国大名としては長慶より優秀かも。

安宅冬康
 長慶の二番目の弟。
 淡路水軍を率いる関係上、畿内・四国に跨る三好家の要。
 地味に何でもできるタイプ。

十河一存
 長慶の末弟。父の顔を知らずに育つ。
 鬼のように強い。でも肌は弱い。髪型が江戸時代に流行。


三好之長
 長慶の曾祖父。悪のカリスマのような人。
 本編未登場だが悪名だけはしっかり残っている。

三好元長
 長慶の父。
 戦も謀略も銭稼ぎもすこぶる上手いが、気が短い。
 海洋国家の樹立を夢見るが、理解者は細川持隆だけだった。

つるぎ
 元長の妻、長慶の母。
 教養人。武闘一筋の三好家に文化をもたらす。


あまね
 長慶の妻、波多野稙通の娘。
 流されているようで流されていない人。
 名前は丹波っぽく天の音、あるいは雨の音。
 男性名だがまあ稙通の趣味ということで。

三好慶興
 長慶とあまねの息子。
 長慶に負けず劣らず有能な上、長慶と違って根明。
 ただ、両親の離婚には深く傷ついている。


三好長逸
 三好家筆頭家老。
 責任感が強いタイプ。戦でも政でも活躍。
 齢と不幸続きとで、本編終了時点では疲れ切っている。

三好康長
 元長の弟、長慶の叔父。
 早く死にたいと願っているが長生きしてしまう。
 実は喧嘩が強い。


松永久秀
 長慶に抜擢された素性の怪しい人。
 とても優秀だし誠実なのだが誤解されやすいタイプ。
 本編終了時点ではどうしたらいいか分からなくなっている。

松永長頼
 久秀の弟。無口。武勇は家中トップクラス。
 三好家臣の中で最も早く一国を任された男。

龍吉
 松永兄弟と旧知の芸妓。三好家とは何かと縁がある。


おたき
 長慶の身の回りを世話している女中。料理上手。

坪内茂三
 長慶が拾ってきた料理人。
 名前は某料理漫画で有名な先生と、その作品の主人公の掛け合わせ。


細川持隆
 阿波国守護。細川家の一族だが本家とは距離を置いている。
 元長と仲が良く、元長死後は長慶兄弟を後援。
 BLの気がある。

篠原長房
 三好家重臣。主に四国で活躍。
 家中最優の能力を有しているが、妬まれやすい人柄。


斎藤基速
 三好家重臣。元は足利家奉公衆。
 実務や渉外を支えている。 

和田新五郎
 三好家家臣。
 長慶の側近として忠勤に励んでいた。

石成友通
 三好家重臣。
 出世するタイプのサラリーマン。

池田勝正
 摂津の有力国人。
 慶興と仲が良い。武勇では若手有望株。


足利義冬
 足利義晴の兄弟。征夷大将軍になりたい人。
 長慶死後、念願かなって子の義栄が将軍となるが……。

足利義晴
 本編開始時点の征夷大将軍
 苦労して育ったこともあり、将軍親政目指して頑張っている。

足利義輝
 本編終了時点の征夷大将軍
 人柄も能力も意欲も優れているが、時代に恵まれなかった。
 むしろ無能で生まれた方が幸せだったのかもしれない。


細川高国
 本編開始時点の天下人。肖像画がキュートだったりする。
 波多野稙通を怒らせたことが政権崩壊のきっかけ。

細川六郎
 元長や長慶の上司。高国に代わって天下人となる。
 悪いエピソードには事欠かないが、今後の研究次第では
 再評価されるかもしれない人物。 

細川氏綱
 細川高国の養子。六郎と家督を巡って争う。
 六郎に勝利した後は急に存在感が消える、謎の多い人物。
 研究が進めば氏綱有能説とか黒幕説とかも出るのかなあ?


三淵晴員
 足利家奉公衆。
 傾いた会社に残っている有能で忠実なサラリーマン。悲劇だ。
 会社のために力を尽くすが、会社のことしか見えていない。

進士晴舎
 足利家奉公衆。
 傾いた会社に残っている有能で忠実なサラリーマン。悲劇だ。
 会社の汚れ役を一手に担う。

伊勢貞孝
 政所執事
 傾いた会社に見切りをつけているサラリーマン。

細川藤孝
 足利家奉公衆。晴員の子ということになっている。
 細川家の分家に養子入り。
 世の移ろいが見えすぎていて、会社の仕事に身が入らない。


三好宗三
 細川家内衆。長慶の親戚。
 ファンタジーサラリーマン。一人で会社を支えている。
 ワークライフバランスの確保が課題。

三好宗渭
 細川家内衆。宗三の息子。
 家に帰ってこない父親に反発してグレていた。
 更生後は父親譲りの才覚を発揮。

芥川孫十郎
 細川家所属の武将。長慶の親戚。
 戦は達者だが、政治情勢のことを考えるのは苦手。

野口冬長
 淡路水軍の一人。
 安宅冬康と義兄弟になる。


波多野稙通
 丹波の有力国人。怒らせると怖い男。
 娘と仲が良く、息子と仲が悪い。

波多野晴通
 稙通の息子。妹のことをいつも心配している。
 頼りなさそうに見えるが、いざ戦うと強い。


木沢長政
 畠山総州家を下剋上した男。
 日ノ本版易姓革命を夢見ている。
 元長の死、六郎政権初期の混乱はだいたいこの男のせい。

遊佐長教
 畠山尾州家を下剋上した男。
 木沢長政の盟友だが、長政よりもリアリスト。
 ややこしい河内・紀伊を支配するその手腕は本物。


 長政・長教双方に仕える工作員


畠山高政
 遊佐長教死後、ようやく表に出てきた畠山尾州家当主。
 持ち前の家格と武勇で反長慶勢力の糾合に成功。
 本編終了時点では少し丸くなっている。

安見宗房
 木沢長政のフォロワー。
 とは言え、長政と違って勝てない相手には従う。


六角義賢
 近江六角家当主。
 善良で努力もしているのだが、天才には及ばない気の毒な人。
 後に豊臣秀吉の御伽衆となる。彼の苦労話は面白いに違いない。

  
九条稙通
 前関白、藤氏長者
 足利家と仲が良い近衛家への対抗から三好家に肩入れ。
 オカルト話と源氏物語が大好き。

 

武野紹鴎
 堺の商人。
 茶の湯の巨匠であり、連歌も得意。
 長慶兄弟とも宗三とも懇意。

 

田中与四郎
 堺の商人。
 茶の湯で独自の境地を開く。
 長慶とは墓場まで一緒。ふたりはズッ友だょ。
  

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