きょう、(小説 三好長慶)

近世のきのう、中世のあした。三好長慶の物語

2016-11-15から1日間の記事一覧

四十三 落潮の段  ――十河一存 有馬を舞台に激闘し、三好長慶 重臣と末弟を続けて失う――

四十三 落潮の段 本城常光が毛利家への寝返りを検討している。 当然の判断だろうと孫十郎は思う。これまでの常光たちによる働きを無視するかのように、新たな尼子当主である義久は毛利と和議を結んでしまった。それも、公方に懇願して間に入ってもらうという…